初代 徳田 八十吉  Yasokichi TOKUDA 1st  1873~1957

明治6年(1873)石川県生まれ。明治23年荒木探令に絵画を学び、松本佐平に師事し陶画を学ぶ。研鑚の末、独立し陶画業をはじめる。顔料釉薬の改良と創製に苦労を重ね、青九谷釉を基調とした新鮮で明朗さを加えた釉薬「深厚釉」を発明する。古九谷風の彩画でよく知られる。昭和28年重要無形文化財に認定される。昭和32年(1957)歿、82歳。

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三代 徳田 八十吉  Yasokichi TOKUDA 3rd  1933~2009

昭和8年(1933)9月14日石川県生まれ。本名は正彦、号は柳雨軒。金沢美術大学を卒業後、初代および二代八十吉に師事し作陶を学ぶ。釉彩、燿彩、碧明釉を得意とする。昭和58年三代八十吉を襲名する。日本工芸会展総裁賞、NHK会長賞、日陶展秩父宮賜杯、日本陶磁器協会賞、藤原啓賞、MOA大賞などを受賞。文化庁買上。外務大臣表彰。日本工芸会正会員、石川県陶芸協会長、一水会運営委員。紫綬褒章受章。平成9年「彩釉磁器」で重要無形文化財保持者(人間国宝)に認定される。平成21年(2009)8月26日歿、75歳。

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